キャラ時計 キャラクターは笑顔を運ぶ宝物

動きすぎる着ぐるみ

動きすぎる着ぐるみ

先日、朝の情報バラエティ番組に、山形県産の農産物のご当地キャラクター、ペロリンがPRで登場していました(ちなみに山形の農産物がおいしいので舌を出し、山形の山々をイメージしてこういうキャラが生まれたそうです)。番組の中では、ペロリンの特技は何か?というクイズが出題され、で、結局、答えは逆立ちだったのですが、なんとそこではEXILEのメンバーが出てたこともあり、逆立ち以上のヘッドスピンを披露し、周囲を驚愕させるというなんともアグレッシブかつ、前へ前へ精神が炸裂し、着ぐるみ界のネクストステージを示したかのようでした。

基本、特撮ものはのぞいて、着ぐるみキャラクターがこれまで動きに求められていたのは“愛嬌”でした。子どもたちから警戒されずに近づいてきてもらうか、大人にも愛されるような親しみが出せるか。さらに加えれば、動けば動くほど、着ぐるみの中味の環境は、汗や呼吸、視界など大変なことになるので、キャラクターたちはある意味、最小限の動作の中で、いかに“個性”と“愛嬌”を表現するかが美やったりしたわけです。
しかし、野球チームのマスコットキャラクターたちがその壁を破り、バック転などアクロバティックなどを披露し観客を盛り上げ、「着ぐるみやのに動ける!」という可能性を発見したのです(同時に笑いも取れるという可能性も)。とはいえ体にフィットした、軽量化の着ぐるみだからこそなしえた部分もあり、アクロバティックな着ぐるみはスポーツという分野でのみ限られてきました。
しかし、突如ふなっしーという千葉県船橋市の非公認キャラによって動きの制約は崩壊。二等身だか、三等身だかのずんぐりむっくりな体型にも関わらず激しい跳躍、ヘッドバンキング、ダッシュと言った動作を続々と披露。さらに非公認キャラゆえ、着ぐるみの言葉を代弁するアテンドがおらず、中の人が自ら喋るというこれまでに暗黙の了解だったことも打ち破り、着ぐるみ界の異端児として注目され、はてはくまもんと並んで昨年の『紅白歌合戦』にまで出演してしまうほど。
このふなっしーがきっかけとなり、着ぐるみの動きにも個性が問われるというステージに移ってきたようで、それが前記した山形県のぺろりんのヘッドスピンに繋がってきているはず。これからはご当地キャラクターのデザインだけではなく、中の人の身体能力も問われる時代になってきているのだなぁと着ぐるみ界の生き残りも大変だなぁとしみじみ。もしかしたら元オリンピック選手が中の人である!なんてこともこれからはあり得るかもです。
そんな動ける着ぐるみですが、個人的に注目しているのが大阪は枚方市の樟葉宮表参道商店会のイメージキャラクターのみっけちゃん。
地元の交野天神社で拾われた猫が、恩返しで巫女さんになっているという民話のようなバックボーンのキャラは、なんとバレエを踊るのであります。しかも地元のバレエ教室で習っているというアピールも忘れずに。
で、このバレエが本当に昨日今日のパッと出のバレエではなく、しっかり習得したもので、ふなっしーなどの激しい動きとはまた違う、エレガントな動きを見せてくれるのがホッとさせてくれるんです。
最近、スイスのローザンヌで行なわれた国際バレエコンクールで日本人の高校生が優勝しましたけど、もしかしたら中の人・・・んなわけないですよね。
これからは着ぐるみたちの動きにも注目してみてください。

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着ぐるみ原点

着ぐるみ原点

どうもはじめまして、ノブです。
全国で次々と誕生しているご当地キャラクター。凄いですね。もう日本全国着ぐるみだらけ。
なんか人だかりできてるなぁと思って近づいてみると着ぐるみがもみくちゃにされている光景が日常当たり前になってたりします。それまではそんな場面に出くわしてもあ、着ぐるみかぁとチラッと見て立ち去ってましたが、ある日、着ぐるみと戯れている人たちの顔を見ると、みんな幸せそうな顔してるんですね。誰もが笑顔。なんていい顔なんやろと感じた瞬間、着ぐるみは幸せオーラを放っている!とビビっときました。その日以降、着ぐるみの持つ幸せオーラに魅せられ、着ぐるみを愛して止まなくなってしまいました。
全国の着ぐるみキャラクターをチェックし、ご当地のキャラが現れる場所に実際行ってはその幸せオーラを確認してにんまり、キャラグッズのコレクションも日々増量中。というわけで、まだまだ着ぐるみに対して若輩者のノブですが、着ぐるみに関してあーだこーだと書いてみようかなと思ってます。

自分の着ぐるみ原体験は、昔大阪の富田林というところにあった遊園地でカッパ座という着ぐるみ劇団が上演していた舞台。それが幼心にハートをキャッチし、祖父にせがんでは連れてってもらい着ぐるみたちが繰り広げるおとぎ話を楽しんでました。

戦隊もののキャラクターにはあまり興味はなかったのに、なぜかこの劇団の着ぐるみは好きでした。目が閉じたり開いたり、口もちゃんと喋ってるように動く、そういうのが面白かったのかもしれません。

ある週末、またまた祖父に遊園地に連れてってもらうと、いつものようにカッパ座の公演を楽しんでいると、客席から子どもを舞台にあげて一緒に踊るというコーナーがありました。それに自分は選ばれ、舞台に立つことに。
着ぐるみと一緒に遊べるとテンションマックスな自分でしたが、いざ着ぐるみを前にすると、顔の首の部分からだったか、玉のついたヒモみたいなのがぶらさがっており、それを時折、着ぐるみがひっぱっている。なんだろうと思っていたらそのヒモは口と連動しており、ヒョイヒョイと引っ張るごとにパクパク口が動くのです。これを知った時、なんて良くできてるんやろうと舞台で一通り踊った後、祖父に報告。同じようなのを作って欲しいとねだったけれど、よう作らんとやんわり断られたことを覚えてます。

それくらい着ぐるみが好きやったのに、中学になると成長は罪作り、まったく興味ナッシンとなりました。
ネットでカッパ座を検索すると、今も活動されてるみたい。久しぶりに観たいなぁ。

というわけで1月31日(金曜日)までですが、キャラ時計のマスコットキャラクターの名前を募集しています。
現在もたくさんの名前の応募をいただいてます。嬉しいです。でももっともっといろんな名前来て欲しいなぁ。
虹色の帽子、紫色のモフモフボディに緑の手足、そしてお腹のポッケからカメラっぽい猫が顔を出してます。
パッと見てのインスピレーションでぜひユニークでこのキャラにぴったりな名前をお願いしま~す。

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